園ブログ・お知らせ

7月のほけんのおはなし

「7月のほけんのおはなし」
 
今月のテーマは<プライベートゾーン>でした。
 
ぽけっとランド浅草橋保育園では、プール遊びや水着に着替えての水遊びはありませんが、これからの時期ご家庭でプールに行き、遊ぶ子も多くなると思います。
 
令和2年6月に政府が決定した「性犯罪・性暴力対策の強化の方針」では、子どもたちが性暴力の加害者、被害者、傍観者にならないよう生命の尊さを学び、生命を大切にする教育、自分や相手、一人ひとりを尊重する教育を推進することとされており、特に幼児期では、被害に気づき予防できるよう、自分の身を守ることの重要性や嫌なことをされたら訴えることの必要性を子どもに教えることとされています。
暑い夏は、薄着になり肌の露出も増え始め、プール遊びも活発となり始めるこの時期に、子どもを性犯罪・性暴力から守るため、「生命(いのち)の安全教育」として、内閣府・文部科学省において作成された教材を元に、子どもたちへ自分と相手の体を大切にできるよう、<プライベートゾーン(水着で隠れる部分)>についてお話をしています。
 
幼児期においては、「幼児の発達段階に応じて自分と相手の体を大切にできるようになっていく」と定められたねらいに向けて、ほけんのおはなしを実施いたしました。
 
教材にある、「じぶんのからだ」、「じぶんだけのだいじなところ」、「いやなきもち」を紙芝居方式で、安藤由紀さん著の絵本「いいタッチわるいタッチ」の読み聞かせを行い、作成した着せ替え人形で裸にならない水着の着替え方の見本を見せながら説明しました。
 
今回のおはなしは、今までよりも少し難しいこともあって、3歳児クラスでの質疑応答の際には、「水着の着替え方が分からなかった」「水着の着替え方が難しかった」という声が聞かれました。3歳の段階ではまず、人前で裸にならない、触らない、触らせない、ということを覚えてもらうことが大切だったので、おはなしの最後に、裸にならない水着の着替え方が難しい場合は、お家の人にお手伝いしてもらいましょう、と補足しています。
4歳5歳クラスでは、1年前に同じお話をしていたことを覚えていてくれる子も何人かいて、“プライベートゾーン”という難しい単語は覚えていなくても、プライベートゾーンとは、とお話を始めると、「みずぎでかくれるとこ!」とすぐに教えてくれる子もいました。
しかし、水泳教室に通っていなかったり、プールにあまり行ったことがない子は、ラップタオルを持っていない、という声もあり、4歳5歳でも、裸にならないで着替えるには、まだまだ大人が守ってあげる必要があることがわかりました。
 
子どもの性被害は、近くに大人がいる場合は、守ってあげることができます。年長クラスになってくると、様々なことが自分でできるようになりますが、まだまだ大人が守ってあげなければならないこともあります。成長を促し、できるようになっていることを認め、見守りながらも、守ってあげらることは全力で守っていきたいと思います。
 
次回、8月は「手洗い 1回目」の予定です!(2月に復習で2回目を行う予定です)
 

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